ゼッペキの原因は頭の形だけではなく、髪が多く硬く直毛なためそうなることもあります。
しっかりし過ぎて髪が曲がらずストンとしてしまうのです。
靴ひもを垂らすと少し曲がるけど、ハリガネは真下に向きますよね。
イメージはそんな感じです。
髪の力を弱くする
髪は束になりまとまると力が強くなります。
今回のケースで言えば、髪に丸みが出なくなり真下に向いてしまうということ。
硬い、多い、直毛の3つが重なると最も強くなるため、丸いシルエットにするのは至難のわざ。
そのため、どれかを一つ減らし力を弱める必要があります。
髪の太さは変えることができないため、カットで毛量を減らすか、
パーマをかけ曲がるかが解決策。
今回はカットでしたので、毛量やシルエットをしっかり調整し丸みを作ることにしました。
毛先を先細にすること
毛先を軽くし先細にすることで、髪の質感を柔らかくすることができます。
そうなった髪は曲がりやすく、後頭部にも丸みができるようになるのです。
なのでこの髪質で丸くしたい場合はショートヘアが向いていて、毛先が厚く重くなるボブは不向きです。
それよりもしっかり短くし毛量を減らす。
特に耳後ろやハチ部分が膨らむと頭が四角くなるため、ここをたくさんカットします。
後頭部は毛量を残す
髪は減らせば減らすほどボリュームが少なくなります。
膨らむ部分にはこれでいいですが、逆にボリュームを出したい部分はどうしたらいいでしょうか。
それは毛量を残し重くすることです。
後頭部に丸みを作るには、その部分に髪の毛が必要です。
少なく減らしたい部分と同じようにしてしまうと絶壁はそのまま。
人それぞれ違うので、その人に合わせた減らし方がとても重要なのです。
パーマをかける前にやるべきこと
ボリュームを出そうと思うと、パーマをかけた方がいいのかを考えますよね。
でもまずやることはカットでシルエットを作ること。
ショートヘアの形をしっかり作った上でパーマをかけます。
これが切る前のようなストンとした状態ですとかけてもあまり変わりません。
まずはカットをして足りない部分をパーマで補うようにすること。
ふわっとしたショートヘアを作るには、
カット8割:パーマ2割
それくらい前者が大事。
それを叶えるのが、毛量の減らし方です。
重いものを軽くする。これでしっかりした髪の方々の絶壁をなすことができますよ。