再現性の高いヘアスタイルって、お客さまの生活に合わせることが大事なことかなと。
今日、腕を怪我したお客さまがいらっしゃっいました。
ドライヤーを十分に当てられないし、スタイリングができないからそれでも良いものにしたいというオーダー。
何ができるか確認してみたところ、
- 髪を濡らすこと
- 利き手でない左で乾かすこと
この二つでした。
となると、濡れた髪を半乾きくらいまでならやることができる。
そしたら、自然乾燥である程度完成するパーマヘアが最適だ!
ということで、パーマをかけました。
これで、朝ふわっとウェーブが出るのでスタイリング頑張らなくてもいい感じになれます。
かたや先日は、とにかくボリュームを出したいという方。
スタイリングをする時間はあるとのことで、やり方をお伝えし必要なスタイリング剤も紹介しました。
今まで、自分ではできなかったけどこれならできそうと言って喜んでくれました。
再現性の高いヘアスタイルは、朝その方がちょっと頑張ればできることが大切。
コテを使うのか、ワックスはあるのか、夜シャンプーなのか、条件は人によって違います。
それをいろいろ変えてもらうヘアスタイルを提案しても、なかなか現実は続かないもの。
でも、スタイリングは多少なりともしてもらった方が良い。
だから、その人が一週間くらい練習したらできるようになるようなちょっと頑張るくらいがいいんじゃないかな。
あまりにも大変なものは諦めたくなってしまいます。
わたしには難しいな…と思ったら、自分が気にいるスタイルから遠ざかってしまう。
それを上手いことちょうどいい範囲で作ることが、再現性の高いヘアスタイル。
それを通じて、自分でも良くなれるいう自信がつくと、毎朝いい気持ちで1日をスタートすることができるものかなと思います。
提供したいのはヘアスタイルではなくて、それを通じたライフスタイルをデザインすること。
そんなことを大事にしながら明日も髪を切ってきます。