ショートヘアは、直毛過ぎるよりも弱いくせ毛の方が向いています。
まっすぐなサラサラな髪は誰もが憧れるイメージが強いけれど、ショートにおいてはそれがデメリットに。
それは、ぺたんこになってしまうから。
分け目がついたり、前髪にボリュームが出なかったり、巻いてもすぐ取れたりと、
あのサラサラが悩みになってしまうんです。
逆に膨らむけれど強いうねりのない弱いくせ毛。
これはとても向いています。
あご下〜肩下の長さにしているとまとまらなくて仕方ないけれど、
ショートヘアにした途端、ふんわりする柔らかい質感を作れる最高な素材に早変わりします。
ボブにすると膨らむ
ボブのような下に髪が集まるヘアはサラサラな直毛でも厚みのある髪型になります。
それは段差があまりないスタイルだから。
その状態に、もともと膨らむ髪質が合わさってしまうとさらにボリュームが出やすい。
では短くしてしまえばいいのだが、「膨らむからこれ以上は切らない方がいい」と思っている方も多いのが現状です。
膨らむのは単純に髪が多いからなので、減らして短くしてしまえば解決してしまうことがほとんど。
その方が顔型に合わせやすいヘアにもなるので、小顔効果も高くなりますよ。
立体的な仕上がりになりやすい
ショートヘアを似合わせる最大のポイントは、必要な部分に丸みを作ることです。
例えば後頭部。
短くしてここが潰れてしまうと頭が大きく見えるし、貧相な印象がついてしまいます。
直毛の方はパーマをかけたりカーラーで毎日巻いたりと、なんとしてもボリュームを出したい気持ちでいっぱいです。
でも膨らむ髪質なら心配ない。
なぜなら、ボリュームが勝手に出てしまうから。
弱いくせ毛は、ふわっとなるようにパーマをかけた髪と同じようなもの。
大事なのは、それをいかすようにカットすることです。
「ボブより短いと膨らんでまとまらない」
その理由は、髪を減らす毛量調整が足りないことがほとんど。
最適な毛量まで減らせば、同時にボリュームも減ります。
あとは、ワックスをつけたらまとまりやすいショートヘアに仕上がります。
自分の髪質を好きになってほしい
髪質に合うヘアスタイルにすることが、一番扱いやすいし長持ちします。
言い換えれば、自分で簡単にセットできるからきれいになれるし、朝短時間で仕上げることができる。
2ヶ月に一度カットするとしたら、60日のうちの59日はヘアスタイルを自分で再現することになりますよね。
満足いく髪型にするには、手入れのしやすさは外せません。
それに自分の髪質だからできるショートヘアにできれば、今よりきっと自分の髪質を好きになれます。
そうしたら自信がつくきっかけになるし、周りをみて羨ましく思うことも減るはず。
ショートヘアを通じた自己肯定感を上げる。
これがぼくの提供したいことの一つです。