髪が硬くて、量も多い方はなぜ短くしにくいのでしょう?
それは短くすると膨らむからです。
膨らむと頭が大きくみえるし可愛くないし、朝のセットも大変そう。それなら長めにしておくしかないと諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。
今回のお客様も膨らむ要素がいくつかある髪質でした。
- 髪質が硬い、くせもあり立ちやすい
- 生えぐせが上を向いていて、ボリュームがでやすい
ご新規のお客様で、「できるだけ短くしてみたい!」とのことでしたので、いけるとこまでいってみました!
膨らみやすいところは長めにする
- 前髪
- ハチの部分
これらを短くし過ぎると膨らんで、朝のセットが難しくなります。なので、ショートヘアの中でも前髪とハチ部分が少し長さのある髪型に。
膨らみやすい髪質のお客様がご自宅で再現するときに1番難しいのは、ボリュームをおさえることだと思います。
それがとにかく簡単で時間がかからないことがお客様にとってベストではないかと考えました。
ショートヘアにするには、耳周りとえりあしを短くする必要があります。逆をいえば、これらが短ければショートヘアにみえるのです。
耳は半分くらい出しちゃいましょう!
膨らむ部分よりも耳周りを短くしています。ショートにみえるポイントは耳がみえること。
全て短くしなくても、ここを短くしておけば問題ありません。ショートヘアにみえるようにカットすることが大事になってきます。
えりあしも短く!首がすっきりするようにすること!
ここの部分はできる限り短くします。ショートヘアはえりあしがすっきりしているとバランスが良くみえる髪型。
ここでえりあしが浮く生えぐせの方は、少し長めにカットします。膨らむ部分は長めにする事で様々な生えぐせに対応できるのです。
とにかく再現性を高めるために
僕がカットする際に1番大事にしているのは再現性。それを高めるには毛量調整がとても重要です。
今回、膨らむ部分は長めにカットしていますがそれだと髪型のもちが良くなりません。再現しやすい日にちを伸ばすために、長めにする代わりに、髪の量を軽くする。
この毛量調整で多くの方をショートヘアにできるなと実感していますし、お客様に喜んでいただけているので、より必要性を感じています。
それでもショートヘアが難しい方はストレートパーマを使えば、可能性がさらに広がる。
より多くの方にショートヘアを楽しんでいただけるように、多くのことをお伝えできればと思います。